JpGU2025にて発表しました
2025年05月25日–30日の期間に幕張メッセで開催された, 日本地球惑星科学連合(JpGU)2025年大会 に参加しました.今回の学会では非常に多くの方と交流させていただくことができ,個人的に過去一番の学会でした.なお,以下の口頭発表1件とポスター発表1件を行いました
2025年05月25日–30日の期間に幕張メッセで開催された, 日本地球惑星科学連合(JpGU)2025年大会 に参加しました.今回の学会では非常に多くの方と交流させていただくことができ,個人的に過去一番の学会でした.なお,以下の口頭発表1件とポスター発表1件を行いました
Intraslab reverse faulting adjacent to the hypocenter of the 1923 Kanto earthquake: The Mw 5.0 western Kanagawa earthquake in eastern Japan on 9 August 2024
2024年8月9日に発生した神奈川県西部の地震(Mw 5.0)の断層面形状を 震源クラスタリング で推定しました.プレート境界ではなく,スラブ内で発生した地震であることが分かりました.
査読前の内容であることにご注意いただき,是非ご覧ください
Sawaki, Y., T. Shiina, and T. Uchide. Intraslab reverse faulting adjacent to the hypocenter of the 1923 Kanto earthquake: The Mw 5.0 western Kanagawa earthquake in eastern Japan on 9 August 2024 [Preprint v1]. Research Square. https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-6353744/v1
Fault Geometries of the 2024 Mw 7.5 Noto Peninsula Earthquake from Hypocenter-Based Hierarchical Clustering of Point-Cloud Normal Vectors
2024年元日に発生した「令和6年能登半島地震」の断層面形状を推定しました.半島直下に,大小5枚の断層面が海岸線に沿うようにして並んでいます.輪島東部ではより反時計回りに回転した面を抽出したほか,西岸では東に傾斜する面が見られます.これらの局所構造は複雑な断層すべりが発生したことを示唆するとともに,重力異常や地質構造ともよく対応していました.能登半島の形成と地震テクトニクスの理解にも繋がる研究成果です.
関連して,2024年度産総研理事長賞(特別貢献)も連名で受賞しました. 「国の地震防災施策への貢献:令和6年能登半島地震への対応」 ということで,この研究成果が今後の地震防災施策にも貢献できればと思っています.
本研究成果の詳細については,下記の論文およびソフトウェアをご覧ください
2025年3月31日をもって2年間在籍した産業技術総合研究所を離れ,同4月1日からは立命館大学理工学部の助教に着任しました.研究活動だけでなく,学生教育にも力を入れていきたいと思います.
2025年2月6~9日に弘前にて,SF地震学A03班B03班合同合宿が開催されました.大学院生のみならず,多くの学部生の参加があり,様々な世代の研究者と有意義な議論を交わすことができました.
2024年12月09日から13日にかけてワシントンDCにて開催された “American Geophysics Union Annual Meeting 2024” に参加し,令和6年能登半島地震の断層面形状に関する研究の口頭発表を行いました.関連研究などを行っている世界の研究者と意見を交流する良い機会となりました
2024年11月07–08日に,能登半島地震による大きな地表変状が出現した場所を訪れました. 令和6年能登半島地震を研究対象の一つとしていますが,実際の地表変状を初めて体感しました.地下でどういった断層すべりが発生したのか,あれこれ頭を巡らせながら,地震災害の実情も改めて認識しました.
2024年10月21日–23日の期間に朱鷺メッセ(新潟市)で開催された, 日本地震学会(SSJ)2024年度秋季大会 に参加しました.特別セッション『S22. 令和6年能登半島地震』にて,1件の口頭発表を行いました.
また共著者として2件の講演を行いました.京大の学生も良い口頭発表を行ってくれました
Deep plutonic bodies over low-frequency earthquakes revealed from receiver-side Green's functions
紀伊半島直下の地殻内およびスラブの不均質構造をイメージングしました.熊野深成岩体(Kumano pluton)の上面(または内部)に相当する速度コントラストが上盤内に見られ,深部スロー地震発生域周辺の流体挙動を支配していると考えられます.
詳細については下記の論文をご覧ください.
2024年05月26日–31日の期間に幕張メッセで開催された, 日本地球惑星科学連合(JpGU)2024年大会 に参加しました. 以下の口頭発表1件とポスター発表1件を行いました.