断層面形状の3D表示を公開
震源分布と断層面形状を三次元でインタラクティブに確認できるページ を作成しました!現在のところ,これまで出版してきた2編の論文( 2024年能登半島地震 ・ 2024年8月神奈川県西部の地震 )が対象です
震源分布と断層面形状を三次元でインタラクティブに確認できるページ を作成しました!現在のところ,これまで出版してきた2編の論文( 2024年能登半島地震 ・ 2024年8月神奈川県西部の地震 )が対象です
Steep intraplate reverse faulting adjacent to the hypocenter of the 1923 Kanto earthquake: The Mw 5.0 western Kanagawa earthquake in eastern Japan on 9 August 2024
新たな筆頭論文を出版しました.2024年8月9日に神奈川県西部で発生したMw5.0の地震(最大震度5弱)について,再決定した余震分布から断層面形状を推定しました.南落ちの高角逆断層に加えて走向の異なる面構造が確認でき,伊豆弧地殻内のイベントであると考えられます.本研究では,STAR-E産総研課題で発表した震源クラスタリング法 (Sawaki et al. 2025, JGR) を使用しました.
震源分布と断層面の3D表示 も合わせてご覧ください
本研究成果の詳細については,下記の論文をご覧ください
Aftershock distribution of the 2024 Noto Peninsula Earthquake, Japan, determined using a 3D velocity structure and uncertainty quantification
令和6年能登半島地震(Mj7.6)では,半島南西から北東の沖合にかけて広範囲に断層破壊を引き起こし,余震活動も広域に広がっています.従来の震源再決定では簡易な一次元速度構造を用いるケースが多く,特に速度構造が複雑な海域の余震震源位置には,大きな不確実性がありました.本研究では能登半島に適した3次元速度構造と,震源決定の不確実性を定量化するマルコフ連鎖モンテカルロ法を用いることで,余震の震源位置を誤差付きで再決定しました.
その結果,北東沿岸の余震活動は深さ15kmよりも浅い場所で発生していることが分かりました.本震によって海底の断層浅部を破壊し,津波発生につながった可能性を示しています.また,半島直下の余震活動の空間分布は,2007年の地震(Mj6.9)の余震分布や半島先端で活発だった群発地震の活動とは大きく異なっており, Sawaki et al. (2025) などの先行研究と調和的でした.
詳細については,Earth, Planets and Space誌に出版された下記の論文をご覧ください.
Intraslab reverse faulting adjacent to the hypocenter of the 1923 Kanto earthquake: The Mw 5.0 western Kanagawa earthquake in eastern Japan on 9 August 2024
2024年8月9日に発生した神奈川県西部の地震(Mw 5.0)の断層面形状を 震源クラスタリング で推定しました.プレート境界ではなく,スラブ内で発生した地震であることが分かりました.
査読前の内容であることにご注意いただき,是非ご覧ください
Sawaki, Y., T. Shiina, and T. Uchide. Intraslab reverse faulting adjacent to the hypocenter of the 1923 Kanto earthquake: The Mw 5.0 western Kanagawa earthquake in eastern Japan on 9 August 2024 [Preprint v1]. Research Square. https://doi.org/10.21203/rs.3.rs-6353744/v1
Fault Geometries of the 2024 Mw 7.5 Noto Peninsula Earthquake from Hypocenter-Based Hierarchical Clustering of Point-Cloud Normal Vectors
2024年元日に発生した「令和6年能登半島地震」の断層面形状を推定しました.半島直下に,大小5枚の断層面が海岸線に沿うようにして並んでいます.輪島東部ではより反時計回りに回転した面を抽出したほか,西岸では東に傾斜する面が見られます.これらの局所構造は複雑な断層すべりが発生したことを示唆するとともに,重力異常や地質構造ともよく対応していました.能登半島の形成と地震テクトニクスの理解にも繋がる研究成果です.
関連して,2024年度産総研理事長賞(特別貢献)も連名で受賞しました. 「国の地震防災施策への貢献:令和6年能登半島地震への対応」 ということで,この研究成果が今後の地震防災施策にも貢献できればと思っています.
震源分布と断層面の3D表示 も合わせてご覧ください
本研究成果の詳細については,下記の論文およびソフトウェアをご覧ください
令和6年01月01日に発生した能登半島地震に関して,地質調査総合センター(GSJ)では関連情報や調査報告等をまとめています.
詳しくは
GSJホームページの当該ページ
をご覧ください.