佐脇泰典の研究用ホームページへようこそ!

はじめまして,佐脇泰典さわきやすのり)と申します.地震学を専門とするポスドク研究員です.
地震学的手法や機械学習技術などを用いて,地殻内断層の詳細分布や形状,地下構造の空間不均質性などを推定することで,地球内部における地震テクトニクスの更なる理解を目指しています

新しいプレプリント を公開しました!(2025年1月14日)

  • 主要論文1: Sawaki, Y., Y. Ito, K. Ohta, T. Shibutani, and T. Iwata (2021). Seismological structures on bimodal distribution of deep tectonic tremor. Geophysical Research Letters, 48, e2020GL092183. doi: 10.1029/2020GL092183 (Open Access)
  • 主要論文2: Sawaki, Y., Y. Yamashita, S. Ohyanagi, E. S. M. Garcia, A. Ito, H. Sugioka, T. Takahashi, M. Shinohara, and Y. Ito (2023). Seafloor depth controls seismograph orientation uncertainty. Geophysical Journal International, 232(2), 1376–1392, doi: 10.1093/gji/ggac397 (Open Access)
  • 主要論文3: Sawaki, Y., Y. Ito, E. S. M. Garcia, A. Miyakawa, and T. Shibutani (2024). Deep plutonic bodies over low-frequency earthquakes revealed from receiver-side Green’s functions. Tectonophysics, 892, 230536. doi: 10.1016/j.tecto.2024.230536 (Open Access)

Download the latest CV (last updated on October 25, 2024)

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直近の予定

期間 場所 予定
2025/05/25–30 幕張メッセ,千葉 JpGU2025
2025/09/24–26 高知市 Workshop on Slow-to-Fast Earthquakes 2025
2025/10/20–22 福岡国際会議場 地震学会2025年秋季大会

最近のおしらせ・投稿一覧

AGU24@ワシントンDCに参加しました

AGU24@ワシントンDCに参加しました

翻訳: EN

2024年12月09日から13日にかけてワシントンDCにて開催された “American Geophysics Union Annual Meeting 2024” に参加し,令和6年能登半島地震の断層面形状に関する研究の口頭発表を行いました.関連研究などを行っている世界の研究者と意見を交流する良い機会となりました

能登半島を巡検しました

能登半島を巡検しました

翻訳: EN

2024年11月07–08日に,能登半島地震による大きな地表変状が出現した場所を訪れました. 令和6年能登半島地震を研究対象の一つとしていますが,実際の地表変状を初めて体感しました.地下でどういった断層すべりが発生したのか,あれこれ頭を巡らせながら,地震災害の実情も改めて認識しました.

地震学会@新潟に参加しました

地震学会@新潟に参加しました

翻訳: EN

2024年10月21日–23日の期間に朱鷺メッセ(新潟市)で開催された, 日本地震学会(SSJ)2024年度秋季大会 に参加しました.特別セッション『S22. 令和6年能登半島地震』にて,1件の口頭発表を行いました.

  • S22-03 『震源クラスタリングによる令和6年能登半島地震の断層面抽出』佐脇泰典,椎名高裕,寒河江皓大,佐藤圭浩,堀川晴央,宮川歩夢,今西和俊,内出崇彦

また共著者として2件の講演を行いました.京大の学生も良い口頭発表を行ってくれました

主著論文が出版されました

主著論文が出版されました

Deep plutonic bodies over low-frequency earthquakes revealed from receiver-side Green's functions

翻訳: EN

紀伊半島直下の地殻内およびスラブの不均質構造をイメージングしました.熊野深成岩体Kumano pluton)の上面(または内部)に相当する速度コントラストが上盤内に見られ,深部スロー地震発生域周辺の流体挙動を支配していると考えられます.

詳細については下記の論文をご覧ください.

  • Sawaki, Y., Y. Ito, E. S. M. Garcia, A. Miyakawa, and T. Shibutani (2024). Deep plutonic bodies over low-frequency earthquakes revealed from receiver-side Green’s functions. Tectonophysics, 892, 230536. doi: 10.1016/j.tecto.2024.230536 (Open Access)

JpGU2024に参加しました

翻訳: EN

2024年05月26日–31日の期間に幕張メッセで開催された, 日本地球惑星科学連合(JpGU)2024年大会 に参加しました. 以下の口頭発表1件とポスター発表1件を行いました.

  • SCG50-02 『カリフォルニア州及びオクラホマ州におけるマルチスケール断層面推定』佐脇泰典,David R. Shelly,内出崇彦,寒河江皓大,椎名高裕,佐藤圭浩,堀川晴央
  • U15-P09 『震源クラスタリングによる令和6年能登半島地震の断層面形状推定』佐脇泰典,内出崇彦,椎名高裕,寒河江皓大,堀川晴央,今西和俊

新しいプレプリントを掲載しました

Deep Plutonic Bodies Over Low-Frequency Earthquakes Revealed from Receiver-Side Green's Functions

翻訳: EN

紀伊半島直下の地震学的構造について調べた研究の,新しいプレプリントを掲載しました.査読前の内容であることにご注意いただき,是非ご覧ください.

Sawaki, Y., Y. Ito, E. S. M. Garcia, A. Miyakawa, and T. Shibutani. Deep Plutonic Bodies Over Low-Frequency Earthquakes Revealed from Receiver-Side Green’s Functions. Available at SSRN: http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.4793654

ポスドク2年目

ポスドク2年目

ポスドク2年目に入りました.より良い成果を出せるよう研究に励みたいと思います.

SF地震学A03班ワークショップ@黒部

SF地震学A03班ワークショップ@黒部

翻訳: EN

2024年02月08–10日に,富山県黒部市ふれあい交流館「あこや~の」にて,SF地震学A03班のワークショップが開催されました.私は,“Hypocenter-based Visualization of Multiscale Earthquake Faults"というタイトルで,研究成果を紹介しました.

特に,テクトニック微動の成因に迫る地質学の研究発表が非常に興味深かったです.私もA03班の研究協力者として,Slow地震とFast地震の比較沈み込み帯学的解明に貢献できる研究成果を出していきたいと思います.

SF地震学のサイト にも掲載されています.

2024年もよろしくお願いします

2024年もよろしくお願いします

翻訳: EN

新年あけましておめでとうございます.今年は自分の研究の幅を広げる年にしたいと思います.論文の出版にも励みたいですね.

2024年もよろしくお願いいたします.