Seismology

主著論文が出版されました

主著論文が出版されました

Deep plutonic bodies over low-frequency earthquakes revealed from receiver-side Green's functions

翻訳: EN

紀伊半島直下の地殻内およびスラブの不均質構造をイメージングしました.熊野深成岩体Kumano pluton)の上面(または内部)に相当する速度コントラストが上盤内に見られ,深部スロー地震発生域周辺の流体挙動を支配していると考えられます.

詳細については下記の論文をご覧ください.

  • Sawaki, Y., Y. Ito, E. S. M. Garcia, A. Miyakawa, and T. Shibutani (2024). Deep plutonic bodies over low-frequency earthquakes revealed from receiver-side Green’s functions. Tectonophysics, 892, 230536. doi: 10.1016/j.tecto.2024.230536 (Open Access)

新しいプレプリントを掲載しました

Deep Plutonic Bodies Over Low-Frequency Earthquakes Revealed from Receiver-Side Green's Functions

翻訳: EN

紀伊半島直下の地震学的構造について調べた研究の,新しいプレプリントを掲載しました.査読前の内容であることにご注意いただき,是非ご覧ください.

Sawaki, Y., Y. Ito, E. S. M. Garcia, A. Miyakawa, and T. Shibutani. Deep Plutonic Bodies Over Low-Frequency Earthquakes Revealed from Receiver-Side Green’s Functions. Available at SSRN: http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.4793654

共著論文が出版されました

翻訳: EN

京大の学生が筆頭の共著論文が公開されました.

Ruan, Yihuan, Yoshihiro Ito, and Yasunori Sawaki, (2023). Anisotropic Velocity Structure Beneath Shikoku, Japan: Insights From Receiver Function and Shear Wave Splitting Analyses Journal of Geophysical Research: Solid Earth, 128, e2023JB027178. doi: 10.1029/2023JB027178
gmt coupeをPyGMTでも使いたい!

gmt coupeをPyGMTでも使いたい!

2023年9月現在,GMTの coupe コマンドは PyGMT で実装されていないため,そのラッパーもどきを作成してみた.coupeは震源メカニズム解のビーチボールを他の視点から描画するコマンドで,特に深さ断面に投影する際に用いられる.そのため,PyGMTで統一的に描画することを検討するなら,coupeも何とか使えるようにしたい.

今回はPyGMTの内部を探り,pygmt.Figureオブジェクトに直接作用する関数を作成して,深さ断面への震源メカニズム解の投影を実現したい.